- 著者: 真保 裕一
- タイトル: 密告
主人公は、かつて射撃競技の優等生であったが、現在は、しがないデスクワークの警察官。
署内で孤立する原因となった「密告者」の汚名を晴らすべく、警察内部に巣食う暗闇に立ち向かう。
著者が得意とするハードボイルド・ミステリーなのだが、ラブストーリーとしても秀逸である。
特に、哀切感ただよう雨のラストシーンはお見事。
『ホワイトアウト
』のような話題作に較べて、あまり知名度は高くないが、個人的には、真保作品の中で一番好きである。
切れ味: 可
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